リアルなコミュニケーション (2)

ごあいさつ

西広島リハビリテーション病院
病院長
岡本 隆嗣
はじめまして!このブログは患者さん、ご家族の方、一般の方、そして職員にも、 当病院のことをもっと身近に感じていただきたいという思いで作りました。 日々の出来事の中で私が思ったことをつづっていきたいと思います。
挨拶はコミュニケーションの第一歩です。先月(2021年2月ブログ参照)は、挨拶をはじめとした直接のコミュニケーションの重要性についてお話ししました。今回はその続きになります。
このたび、2月15日のウェルネット記念日( 2019年3月ブログ参照)に合わせ、「信じ合い 明日を拓(ひら)く」という、「信頼」と「チャレンジ」を表している当法人の理念の説明文を職員から募集をしました。今までの説明文は法人の理念だけあって、何となく硬い文章で、そのままでは頭に入りづらい感じがしました。毎年の新人研修でも使用するテキストの理念のページにも掲載していますので、もう少しシンプルに、リズミカルに、印象に残る文にしようと職員から募集をしました。
なんと53作品ものたくさんの応募があり、まずそのことに驚きました。また全ての応募作品のどれもが素晴らしい出来栄えで、理念に対するそれぞれの想いが伝わってきました。金賞の2作品を基に、職員テキストに掲載する理念の説明文を作りました。その冒頭にも挨拶の重要性が説いてあります。

「信じ合い」は、

あいさつから始まる。
信頼を得るには、素直な心で学び、日々積み重ねること。
職員同士、患者さん・ご家族、地域に対して、
連携の輪で支え、やがてそれは安心感となる。

「明日を拓(ひら)く」は、

創造する心。
新たなチャレンジは、自らを磨き、自らの力となる。
職員同士、患者さん・ご家族、地域に対して、
連携の輪でつなぎ、やがてそれは困難を乗り越える力となる。

信頼とチャレンジで ここにしかない 夢 未来 リハビリテーションへ
この4月からの新入職員の多くは、この1年間、学校の授業の多くがリモートで行われ、現場での実習が出来ず、リアルなコミュニケーションの経験を積む機会を失ってしまいました。新人研修では、まずは現場に出る前に感染対応を徹底的に教え込むことが急務ですが、同時にこの理念の意味を教えることが同じくらい重要なことだと思っています。