患者さんが主役のリハビリテーション
ごあいさつ
病院長
回復期リハビリでは、一日3時間程度、療法士とのマンツーマンリハビリが受けられます。しかし、退院後の介護保険による生活期リハビリでは、それが一週間に3時間程度に減ってしまいます。ケアマネジャーの業界では、それを「リハビリテーションギャップ」という言葉で呼んでいるようです。
入院の目的
西広島リハビリテーション病院には、急性期の病院で治療を受けた患者さんが在宅復帰に向けた準備のために入院してこられます。
患者さんは、(1)失われた機能を最大限に回復させるためのリハビリテーション訓練と (2)残された機能を最大限に生かしながら自宅や社会の中で暮らせる能力を身につけるためのリハビリテーションを集中的に行います。
リハビリテーションの目的
しかしながら、どんなに医療技術が進み高度なリハビリテーションを行っても、失われた機能が完全に元通りに回復するとは限りません。障がいと共にありながら、積極的に社会参加を行うことが出来る能力と精神力を身に付け、自分らしさを取り戻し、自立した生活を送ることこそリハビリテーションの最も大切な目標です。
私たち職員は、患者さんやご家族が新しい生活スタイルを獲得されて、一日も早く在宅に復帰されるための支援をいたします。
退院後のリハビリテーション
退院後の患者さんは、継続的にリハビリテーションや自主トレーニングを行う必要があります。当院では、患者さんの介護度や生活環境に応じてご利用いただけるリハビリテーションサービスを各種ご用意しております。~一部省略
住み慣れた地域で患者さん・ご家族が安心して暮らし続けることができるよう、私たち職員がお手伝いします。
患者さん・ご家族参加のリハビリテーション医療
新しい生活スタイルの確立に向けたリハビリテーションには、患者さん自身とご家族の積極的な参加が非常に大切です。リハビリテーションの主役は、患者さんとご家族の皆様なのです。