新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

年末・年始と寒い日が続きます。北海道や日本海側は大雪で、Uターンラッシュにも大きな影響が出たようですが、広島は良い天気が続きました。そのおかげか、入院や入所患者さんのお見舞いに、12月30日～1月3日の5日間で1,300名を超える人が来られました。この期間ですので、故郷に帰られた際に寄って頂いたご家族やご友人も多かったのだと思います。

私も身内のお見舞いで、他の病院に足を運ぶ経験があります。状態がどう変化するか分からない中で、今後の治療の方針や、転院先や退院先などを決めていかなければなりません。いろいろな不安を抱え、先が見通せない中での決断には、ご家族に精神的な重圧がかかることもあるでしょう。
　そのような中でリハビリ病院に求められているのは、ここなら家族を任せられるという「安心感」や、今後への「希望」ではないでしょうか。不安を抱えながらも、少しでも明るい気持ちを持ちたいという願いが聞こえてくるようです。

当院は来院された患者さんやご家族、外部見学者の方からも「ここの病院は明るいですね」とよく言われます。考えてみるともう30年以上も使用している建物ですので、これはハードではなくソフトの面、すなわち掃除の行き届いたきれいな環境、職員の元気の良い挨拶や丁寧な接遇、栄養課が作る美味しい食事など、手前味噌ではありますがこれらが明るい雰囲気を産み出しているのではないかと思います。
　また、担当の医師からの分かりやすい説明や、安全の徹底に基づくリハビリとケア、情報の共有、入院前に急性期病院へ伺うところから退院後のフォローアップまで。冒頭に述べたご家族に直接聞いたわけではありませんが、誰か一人の頑張りではなく、職員一人ひとりの積み重ねが全体の雰囲気を作り、それが安心感につながっているように思います。昨年6月の病院審査（病院機能の外部評価：院長ブログ2018年7月参照）で審査員から口々に褒めて頂いたのも、まさにこのような部分でした。

今年は元号が変わる節目の年です。「信じ合い、明日を拓く」の通り、現状に満足せず、2019年も職員一同頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。