暑中見舞い申し上げます

例年より2日遅い梅雨明けとなりました。今年も猛暑が始まりましたね。

夏の暑さの話をしていると、自然とハワイやグアムなど、海外旅行の話になりました。

地図を見ながら「ここの島に行った」、食べ物の画像を見ながら「これは美味しかった」、

「グアムよりハワイの方が口に合った」と旅の思い出に花を咲かせながらお話ししました。

なかなかご自身からお話しすることが難しいSさんも顔をほころばせて、

はっきりと「美味しかったですよ」と仰ってくださいました。 

今月行いましたグループ練習を2つ紹介いたします。 


1つ目は「暑中見舞い絵葉書をあの人に」と題して、今夏、1枚だけ暑中見舞いを送るなら

「誰に」、「どの写真を添えて」 出すかを選んでもらうといった内容の課題です。

家族・親戚、友人・知人、はたまた芸能人まで送りたい相手を考えてもらいました。

皆様すぐに「友人」、「親戚」と選ばれていました。

どのような友人・親戚かを深掘って聞いてみますと、大学のころサークルが一緒だったが、

遠くに引っ越してしまい会えていない友人などと時間をかけて話してくださいました。

どの写真を添えるかは6つの選択肢から選びます。ホタルや花火、宮島の写真など夏らしい

ものを集めました。

宮島の写真を選ばれたNさんは「遠くの友人に宮島のきれいな景色を見て欲しい」と思いを

馳せたようです。

ただ選ぶだけではなく、具体的にお一人ずつなぜその選択をしたか聞きだすことで各々の過去

の体験や思い出 夏への思いを垣間見ることができました。 ご利用者の皆様も他の方のエピソードを
楽しそうに聞かれていました。 

 

2つ目は音楽療法で行った「イントロクイズ」です。
チームに分かれて、音楽療法士がピアノで弾くイントロを聞き、何の曲かを話し合って答えてもらいます。
お題は「バラが咲いた」、「365歩のマーチ」等を出題しました。
曲の題名や歌手名が思い出せない方には選択肢を用意しています。
あるチームを見ていると、すぐに分かった方が鼻歌で同チームの人に教え、皆で答えを合わせておられました。
「さすがー!」、「早いね」とチーム内で楽しそうにやりとりされているのが印象的でした。
他には、 ある方が率先してメモ役になり、歌っている歌手の特徴を皆で挙げていくチームもありました。

 

今月は、写真や音楽などから皆様の思い出をよく聞けた月となりました。
今後も様々な手段を使って、色々な話題に触れられたらと思います。