優しい言葉をかけよう

ここ数年では珍しく雪が降り続いた2月でした。当院周辺は観音山からの風に交じってにわか雪がちらちらと降る日が何日かありました。

寒い日が続く中、心だけでも皆で暖まろうと「優しい言葉をかけよう」というテーマで課題を行いました。
まず、回答者を一人決めます。回答者には自分のお題がどのような内容なのかを当ててもらいます。
お題は「財布を落とした」など困った状況になっているお題を挙げますが、回答者だけにお題は知らせません。ほかの参加者が状況に応じた優しい言葉を回答者にかけて、それをヒントに回答者に自分のお題を推測してもらうというゲームです。

最初は、例題としてスタッフが回答者になって行いました。お題は「失恋した」ですが、回答するスタッフにはもちろんお題は知らされません。
「悲しいよねぇ。」「次があるよ!」「また、別の人が見つかるよ。」
失恋したスタッフを気遣う優しい言葉が参加者からかけられます。かけられた言葉からお題は推測され、見事に正解しました。それにしても皆さん、なかなかの演者です。表情からもスタッフを気遣う気持ちが伺えて、実際にスタッフは失恋をしていないにもかかわらずそんな気に・・・。
「おなかが痛い。」では「大丈夫?」「薬飲んだ?」おなかをさすりながら「温めたら?」。
「虫歯が痛い。」では「冷やさなくていい?」などこれまでの経験を生かしたアドバイスが聞かれました。

他の人となるべく違うヒントを言おうとすると、いくつかのヒントを考える必要も出てきて頭の体操になるゲームでした。優しい言葉と会話でお互いの心の距離が自然と近くなった一日でした。

20220309