新学期
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きょう、学校は新学期の始まる日です。
ご利用者の皆さんに、9月1日の小学生の教室にいるつもりで、演じていただきました。
第一場 始業前。仲良しの級友に話しかける。
Aさん(男性)「元気だった?」
Bさん(女性)「ええ!ずっと親戚の家にいた。海水浴、
虫取り、陣取り、魚釣り、鳥もちで鳥を捕まえたり…。」
活発なBさんはとどまるところを知らないように男の子が
好きな遊びを挙げてゆかれる。
Aさん「あやとりは?おはじきは?…。」
苦笑いしながら女の子の遊びを並べて、
ちょっとBさんを挑発。
第二場 担任の先生役(職員)が入室。
夏休みの宿題を提出するように、と促す。生徒たちは全くやっていないか、やり残しがある。
先生に言い訳をする。
Cさん(男性)「宿題ということの意味がわからなかったんですね、1年生では。」初めにご自分を「1年生」と設定してあった。いつも穏やかで真面目なCさんに真顔で言われると、先生は返す言葉に詰まった。
先生「あっ、教師の側の指導不足だったですね」
Bさん「熱が出て、1週間寝たり起きたりだったんです。」夏休みを満喫したはずなのに、急に弱々しい目つきに変わり、声も低くなっておられる!
Aさん「算数が苦手だったので、やり残しました。」
先生「この中で、算数が得意だった人は?」さっと挙手した2人に向かって「では、Aさんの宿題を手伝ってあげて下さい。お菓子を食べながらでも良いですから。」3人とも笑顔になって、2学期の第一日を終了。
虚実を取り混ぜたようなお話しを聞きながら、皆さんがどのような小学生だったかの想像をかきたてられました。