4月28日

桜の季節が3月に訪れ、4月は思いがけない初夏の陽気の日が多くありました。初夏の花の話題がニュースで聞かれるようになりましたが、コロナ禍のために気軽に外出できない今、「ツツジや藤の花を観にピクニックをしよう」という設定で会話や発声、やりとりを行いました。

ツツジや藤の写真をお見せすると、色んな声が聞こえてきました。東広島に藤の名所がある、ツツジは音戸かね、近所のツツジももう咲きだした、フジは育てるのが難しかったなど。身近にある花なので色んな情報が飛び交いました。

課題ではピクニックに行く道中、水分補給を行います。「暑い、暑い、あー、暑い」という掛け声の後、お茶、スポーツ飲料、ビールの中から1つ選んで、飲むジェスチャーを行いました。

また、歩いていると陽気に誘われて蛇が出てきました。どうする？ということで皆さんに尋ねます。出くわしたくない・大げさに避けてしまう、春だから蛇が出るのも当たり前と大らかに見守る、捕まえるといった反応でした。捕まえて酒につける、昔は駆除を奨励していたから1匹500円で買い取ってもらえたなどの話が広がりました。

遂に目的に到着、「きれい、きれい、ツツジが、きれい」と声を出した後、お弁当を選んでもらいます。サンドイッチ、唐揚げ弁当、スープジャー弁当、そばの中でサンドイッチが断トツで一番人気、参加者の皆さんは全員選んでおられました。スタッフが1人そばを選んだのですが、ピクニックなのになぜそば？といった質問が起こりました。(外出先で手を洗って食事をすることは避けたいという衛生面の配慮が理由でしたが、)それを機に一人では寂しいという事で参加者にメニューをそばに変更するよう持ちかけますが、皆さんそれぞれに思いやりを持って断っておられ、楽しくやりとりができました。

最後に「いっぱい、いっぱい、お腹が、いっぱい」と声を出して終わりです。その他に昼寝をする、といった場面設定も考えていたのですが、それぞれに楽しくやりとりが行えて時間が足りずに終了となりました。

外出がままならない状況ですが、皆さんと季節の話題を交えながら楽しい時間をこれからも過ごせればと感じたやりとりでした。