メリークリスマス
最新の記事
今日は12月24日、クリスマス・イブ。
3カ月に1回実施する全員でのトークです。「クリスマス」「今年」「年越し」「来年」の4つの中から、関連した質問をきっかけに皆さんでトークします。
「食べる!」皆が頷きながらその利用者さんを見ます。
「ケーキを食べますか? 食べる 食べない」の質問紙へのお答えです。
「昨日」手をあげながら別の利用者さんが言われます。
(「昨日食べた」とホワイトボードに書きながら)昨日食べられたんですか?」の職員の質問に頷かれます。
質問の仕方をちょっと工夫すると、言葉の出にくい失語症の方でも会話を弾ませることができます。
「ケーキを食べますか?」のように、対話者側の質問の内容を文字で見せたり、失語症の方が答えやすいように「はい-いいえ」で答えられるような質問をしたり、「食べる 食べない」のように選択肢を出すといった工夫です。
「どんなケーキ?」の次の質問には「わからん」。職員が「苺、チョコレート?」とホワイトボードに書きながら尋ねますが、やはり「わからん」。それに多くの方がやはり頷かれます。きっと帰ってみないとわからないということでしょう。帰るのが楽しみですね。
「どんな~」はオープンな質問形式ですから、使うときは工夫が必要です。質問に答えようと言葉を探しておられるようなら、選択肢を出してみたりして、失語症の方が答えやすいようにします。
さて、次の質問。「プレゼントは、何が欲しいですか?」に対して、「現金」という答えが意外に多くてびっくりしました。「なんでもええ」と答えられた方、「幸せ」を伝えたくて、「♪ここに幸あ~り♪」を歌われる方がいらっしゃいました。いろいろな方法で伝えようとされます。皆さん、にこにこと言葉が出るのを待っておられる姿が印象的でした。
最後に、全員がトーンチャイムを持ち、音楽療法士の支援を受けながら「きよしこの夜」を演奏し、音色の美しさを楽しみました。
トーンチャイム
振って音を出す楽器です。きれいな音色が特徴です。